「コミックマーケットへの脅迫状の送付について」思うこと


コミックマーケットへの脅迫状の送付について

コミケに脅迫状なんて恒例行事ですから

第3回拡大集会午前の部で三代表の話を聞いていると、
毎回、脅迫状の類やコミケ幕張メッセ追放事件の再現をしようとして、
警察署にエロ同人誌を届ける輩がいるらしいですし。

なんて笑っていたいと思うのですが、昨今の『黒子のバスケ』界隈を見ていると、
喪服の死神関連の脅迫状なのかな?と疑ったりします。
今更だけど、喪服の死神ってどんな中二病な名前だよ…w

早速、はちま起稿のような低俗サイトが「コミケ中止か!?」
と煽っていて、「ほんと悪質サイトって馬鹿」と、思ったりします。

個人的な予想であり、今度どうなるかは分かりませんが、
対応を「現在検討中」コミケが中止になることはないし、
予定通り開催されると思います

さすがにコミックマーケット74のように、
手荷物検査ぐらいはするかもしれませんが。

~どうして開催されると思うのか?~

2008年の夏コミ、つまりコミックマーケット74で、
2ちゃんねるに「コミケ会場に手榴弾投げ込む」という書き込みがありました。
犯人はそのC74の一日目である2008年8月15日に威力業務妨で逮捕。
その後、懲役1年6ヶ月、執行猶予4年の判決。
さらに数百万円の警備費負担を弁済するということになりました。

コミックマーケット74 ‐ 通信用語の基礎知識から要約すると、

その犯行予告があった時も、警察や会場から
中止にしたほうがいいのではとの提案もありましたが、
「何か起きたらあなたたちの責任ですよ」と言われたにも関わらず、
三代表は「責任は取る、3人全員で取る」と断言したそうです。

そんな覚悟を持っているコミックマーケット準備会が、
簡単に脅迫に屈するようには思えません。

もちろん、印刷所やホテルといった宿泊所や飲食店。
またりんかい線などの交通網などの経済効果もバカに出来ないでしょうが、
この辺は警察や会場から中止の提案があったので、
あくまでも付加価値として考えた方がよさそうです。

また、調べた限りでは、過去に以下のような脅迫の類があったようです。
(さすがに参加経験がないものもあるので、間違っていたらスイマセン)

—以下、引用—

コミックマーケット50(1996年8月)
この回より東京ビッグサイト(有明)にての開催となる。
拡大準備集会(スタッフとサークルなどが参加する公開集会)で
マイクジャック男が出て、他の参加者に制止される事件が起こった。
また、開催1週間前に脅迫状(葉書)が
会場・警察・コミックマーケット準備会に送付された。
送り主は「表現の自由党」。火災報知器へのイタズラ、
異臭による消防車出動依頼のイタズラ電話が行われた。

コミックマーケット54(1998年8月14-16日)
葉書による脅迫状が送付される。イタズラ電話数回入る。
設営日に時限発火装置が仕掛けられる。
これにより、厳戒体制で開催する事となる。
また、この事件を受けて再発防止と安全な開催を目指す為に、
設営終了後のホール内に入る人には、事前登録を義務づけた。

コミックマーケット55(1998年12月29-30日)
葉書による脅迫状が送付される。犯行予告電話がかけられる
。この回より一斉点検を1日3回参加者全員で行うようになる。
開催初日午前中、火炎ビンを持った男性が逮捕される。
前回の事件も同一人物の犯行とわかるものの、
犯人の精神鑑定の結果、責任能力が無いという理由により立件できず。
ただ、脅迫状の送付や嫌がらせ行動は別に犯人がいるとの判断がなされた。
一つの事件は解決したが、事件が全て終わったとは言えない状態である。

コミックマーケット60(2001年8月10-12日)
葉書による脅迫状が送付される。
東地区の会場内においてかんしゃく玉が十数個バラまかれる。
その内のいくつかが踏まれて破裂した。
パニックを狙った悪質なイタズラ、嫌がらせと見られる。

—以上、引用—

…って、どんだけコミケ脅迫されてんだよ!

おそらく、私が調べた以外にもありそうです。
そりゃ、こんだけ脅迫されれば、コミックマーケット準備会も
脅迫に対する経験値も貯まるってものです。
貯まったところで、うれしいかと言われると微妙ではありますが…。
(便利ではあるけど)

~じゃあ今回真っ先に名前が挙がった「喪服の死神」って何?~

中二病をこじらせた人間(マテ

なんて冗談はともかくとして…。
と、言いつつも、女性向けは詳しくないので、
やっぱり調べた限りになってしまうのですが…。

「黒子のバスケ」作者関係先に脅迫文や粉状のものが送られる

黒子のバスケ作者脅迫 致死量の硫化水素発生の可能性

「黒子のバスケ」作者脅迫 2ちゃんねるに犯行示唆する書き込み

「黒子のバスケ脅迫事件」を受けまして、
11月18日開催【関西オンリーフェスタ 2012 オータムPART2】を中止・開催日変更させていただきます

つまり、『黒子のバスケ』の作者の出身校に脅迫文と硫化水素を送ったり、
各地のオンリーイベントに脅迫状を送りつけている人物。
この脅迫の一環でコミックマーケット準備会に脅迫状を送りつけてたのでは?
と、目されています。

—以下、引用—

(公開されている)脅迫先一覧
上智大学(作者母校)
都立戸山高校(作者母校・主人公の通う高校のモデル)
株式会社ふゅーじょんぷろだくと(非公式商業アンソロジー発行元)
スタジオYOU(同人イベント主催企業)
東京ビッグサイト(イベント会場)
札幌コンベンションセンター(イベント会場)
博多スターレーン(イベント会場)
福岡国際会議場(イベント会場)
文化放送(アニメ公式ラジオ配信元)
MBS(アニメ放送局)

—以上、引用—
(ソースが間違っていたら、スイマセン)

現実問題、「喪
服の死神」が今回の脅迫状を送りつけたかどうかは
外部の人間からすると定かではありません。
まして脅迫される側が、「脅迫されるのが恒例行事」となっているコミケでは
可能性的には「喪服の死神」の仕業とは絶対には言い切れません

ただ、可能性も「0ではない」以上、何かの対応は必要だと思います。
特にヤバいのが硫化水素です
気化して硫化水素ガスになった場合は、有毒ガスになります。
この辺がC74の「手榴弾」と同様に捉えられ、
準備会が対応を「現在検討中」をしていることなのかな?
と考える次第です。

~コミックマーケット準備会の対応とは~

それは私が知りたい(マテ

いや、所詮、私も外部の人間なので憶測でしかモノが言えないのです…。
まずありえるとしたら、手榴弾で話題になったC74の時のように
手荷物検査ぐらいでしょうか。

…でも、あれって手荷物検査って言えたのだろうか…。
(私、コミックマーケット74はフル参加)

~コミケ参加者にできることは~

・現状、分からないことが多い以上、憶測を交えて騒がない
・もしも有益な情報があるならば準備会や警察に提供する
・準備会から拡散すべき公式の情報が出たら協力する
・サークル参加者は原稿を描いて、新刊を間に合わせる
・一般参加者は軍資金を貯めこんでおく

つまりはいつも通りコミケを迎えられるような準備をしておくということ

とは言うものの、やはり不安になるのも分かりますし、
…さすがに有益な情報は難しいと思いますが。


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