劇場版 機動戦士Zガンダム ‐星を継ぐ者‐



昨日、映画館まで足を運んで観てきましたよ。

とりあえず見終わった感想としては
久々にガンダムらしいガンダムを観たと思いました。

90分弱の放映時間ながら、敵も味方もそれぞれ事情があり、
正義も悪もない戦争が短いながらもキッチリ描かれていたのが良かったと思う。

種死のツマラなさの原因は脚本家の両澤が、
このことを理解してないからではなかろうか。
(腐女子脚本家に期待するのも間違っているが)

富野監督いわく、カミーユをもっと普通の少年にしたいと言っていたが、
たしかにTV版に比べて(あえてその場面をカットしている節もある)
理不尽なキレかたをしなくなかった分だけ、どこにでもいる普通の少年に見えた。
ただなー、初期のカミーユはキレてこそカミーユな気が。
そんな私は強奪したMk‐2を使って、自分を拷問したティターンズのMPを
脅し返して笑っている時はちょっと安心しました

そして新作シーン、特に戦闘シーンの動きはすごい。
Mk‐2がフライングアーマーから飛び出しての廻し蹴り。(CMでおなじみですね)
ギャプラン、アッシマーの可変モビルスーツによる空中戦闘。
百式もリックディアスも上記のほど派手さはないものの、非常に良い動きをしている。
しかしこれが、TV版フィルムと新作フィルムのギャップを
感じさせるものになってしまったのもまた事実。
富野監督いわく、全て新作映像にすると全く別のものを作っちゃうから
あえてTV版のフィルムを使ったとのこと。
普通なら言い訳にしか聞こえませんが、富野監督が言うと妙な説得力が。
さすが富野クオリティー

そして言葉の端々に本音が飛び出す富野節も健在。
(富野節の解釈が違ったらゴメンナサイ)
アッシマーのパイロットであるブランの
「強化人間といえどもおだてりゃならんとはね」
なんてまさにいい例かと。

声優に関しては分かる範囲で

ハヤト・コバヤシ   鈴木清信→檜山修之
フランクリン・ビダン 石森達幸→沢木郁也
カツ・コバヤシ    難波圭一→浪川大輔
ファ・ユイリィ     松岡ミユキ→新井里美
ライラ・ミラ・ライラ  佐脇君枝→浅野まゆみ
ロザミア・バダム   藤井佳代子→浅川悠
ブレックス・フォーラ 藤堂貴也→石井康司
アポリー       阿部健太→大川透
トレース       阿部健太→柴本浩行
ハロ          荘真由美→沢村真希
レツ・コバヤシ   頓宮恭子→柳井久代
キッカ・コバヤシ  荘真由美→小松由佳

の変更がありました。
今リアルタイムで、東京MXテレビの『Z』再放送を観ている私としては、
正直、結構な違和感が。
これに関しては長くなるので触れるとしたら別の機会にでも。

結論としては
純粋なガンダムファン、特に種、種死に不満があるならかなりオススメ。
本当のガンダムというものを再確認させる作品でした。
種、種死でやおいに走っている腐女子に受けるかは不明。

※補足
トレース役の阿部健太さんと柴本浩行さんは同一人物だそうです。
しおりんさん、ご指摘ありがとうございました。
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劇場版 機動戦士Zガンダム ‐星を継ぐ者‐” に対して2件のコメントがあります。

  1. しおりん より:

    いまさらですが……ちょこっと。

    トレース役の阿部健太さんと柴本浩行さんは同一人物です。
    改名されて、柴本さんになったんですよ。

  2. s-diy より:

    そうだったのですか・・・。
    わざわざご指摘ありがとうございます 。

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