同人作家をテーマにした漫画ってどれだけあるんだろうか?


アオイホノオ』の最新刊第8巻を読んだ。

ますます山賀博之と岡田斗司夫が嫌いになったw>挨拶

いや、何らかの組織を見れば分かるように、
山賀のように例え物は作れなくても、みんなの意見をまとめる人間。
岡田のように余計な口を出してもお金が出す人間。
このような人達は必要不可欠なわけで…。
山賀がいなければ集団の方向性は定まりませんし、
岡田がいなければ資金繰りもままならないと思います。

でもこういう人たちって、よっぽどうまく立ち回らないと蛇蝎のごとく忌み嫌わけで。
嫌われて当然。嫌われなかったらラッキーぐらいの覚悟がないと大変だろうなぁ…。

大体、こういう立場の人って、

1.集団において、上の立場にいる
2.集団において、信頼される立場にいる

が多い気がします。
…あ、そういう人が嫌われ難いから任されるのかしら…?
もちろん嫌うと煮え湯を飲まされる的な意味でも(以下略)

アオイホノオ』といえば、漫画家志望の青年を主人公にした漫画家をテーマにした漫画。
漫画家をテーマにした漫画といえば、古くは藤子不二雄Aの『まんが道』。
その後に島本和彦の『吼えろペン』があったように、
今では普遍的なテーマの一つではあります。

じゃあ、同人作家をメインテーマにした漫画はあるのだろうか?
と思いつつ考えてみると、思いついたのが『大同人物語』。
そしてゲームですが『こみっくパーティー』のみ。

私自身、そこまで知識があるわけではないので、
メジャーマイナーに関わらず他にもありそうなのですが…。
(※『ドージンワーク』を失念していました)
げんしけん』はオタクをメインテーマにしたもので、
同人作家に関してはサブテーマだもんなぁ。

なんでこんなことを思ったのかというと、
アオイホノオ』内で主人公の炎尾燃が出版社に投稿した作品を
少し「描き直し」を入れてまとめて同人誌にしてコミケで売るのもいいかも。
と、思っていたから。

アオイホノオ』内の作中の時間は1981年春。
時期的には春に川崎市民プラザで開催されたコミックマーケット17。
夏に横浜産業貿易ホールで開催されたコミックマーケット18。
冬に初の晴海開催となったコミックマーケット19。

さすがに参加したことが無かったので調べてみたのですが、
参加人数が1万人を超えたあたりで、
当時としてもかなり大規模な同人誌即売会になっていた様子。
コミックマーケット12や18で二日間開催になっていましたし、
当時、大阪在住の炎尾燃が同人誌即売会として
真っ先にコミケを連想したのは自然かもしれません。
80年代初頭からコミケってすごかったんだなぁ…。

漫画家をテーマにした漫画といえば、『まんが道』。
体育会系の部活ではなく、文化系の部活をテーマにした『究極超人あ~る』。
今までサブキャラに落ち着いてたオタクをメインテーマにした『げんしけん』。
(『辣韮の皮』みたいのもあるけど)

漫画家をテーマにしたもの、文化系の部活をテーマにしたもの、オタクをテーマにしたもの。
それらは先駆者がいるせいか今ではそれほど珍しくありませんが、
同人作家をテーマにした漫画ってまだまだマイナーだなぁと思う次第です。

オタクをテーマにしている(?)『らき☆すた』では
高校生で同人作家でもある田村ひよりがいたり、
げんしけん』では『アフタヌーン』でデビュー作が掲載され、
コミフェス(作中におけるコミケ)で同人誌を出している荻上千佳がいますが、
まだまだ全面に押し出した作品って『大同人物語』と
こみっくパーティー』の2作品以外思いつかないんだよなぁ…。

そういう意味では『大同人物語』を出した平野耕太は偉大です。
未完の状態で放置しているからほめられたもんじゃないけど

…『大同人物語』完全版が出るって話を聞いたのが数年前。
本当に完全版が出るんでしょうか…。


同人作家をテーマにした漫画ってどれだけあるんだろうか?” に対して2件のコメントがあります。

  1. どろっくす より:

    >じゃあ、同人作家をメインテーマにした漫画はあるのだろうか?

    「ドージンワーク」も該当するのでしょうか?

    個人的には、「同人作家をメインテーマにした『商業漫画』」は、
    「これまでも、これからも無くていい」というのが正直なところです。

    同人誌でそうした作品を出しているサークルさんは、
    探せばおそらくいくらかは見つかりましょうが
    (『美月亭』さんの『がんばれ美月さん』とか)、
    商業誌となると出版する側も利益がかかっていますし、
    大なり小なり「面白くするため」のデタラメや誇張、過小表現はあるでしょう。

    「同人作家ってこんなことやってる」というのは、
    正直好きなことを好き勝手に描ける同人作家さんこそ
    描けるのではないかなぁ…と思ったり。
    それに、「大同人物語」は同人作家というか、同人ゴロの話ですしねぇ(苦笑)

  2. s-diy より:

    >どろっくすさん

    つぶやいたら大勢の方から『ドージンワーク』というツッコミが来ましたw
    アニメ化もしましたし、メジャーではありますよね。

    『ドージンワーク』でも2次創作の著作権絡みは濁していたというか、
    ジャスティスが1次創作だったり、微妙に避けていた気がします。
    そういう意味では出版社的にはやりづらいテーマかもしれませんね。

    >正直好きなことを好き勝手に描ける同人作家さんこそ
    >描けるのではないかなぁ…と思ったり。

    確かに同人作家をテーマにした同人誌は結構ある気がしますし、
    正直好きなことを好き勝手に描ける同人だからこそ、
    活きるテーマなのかもしれませんねw
    どこぞのファミ通PSで最終回にサターンゲームを紹介するあたり、
    あれも同人チックなところがありましたがw

    >それに、「大同人物語」は同人作家というか、同人ゴロの話ですしねぇ(苦笑)

    言われてみれば確かに(汗

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