口語と文語の違い以前に誤字脱字をどうにかしろ、私
サイコーとシュージンの配役逆じゃね?
佐藤健さんは良い役者だと思うのですが、実写版緋村剣心だしなぁ…。
同じジャンプ作品の『るろうに剣心』の主人公はさすがに…。
しかもドラマ版ではなく劇場版って…。
『バクマン。』のストーリーは漫画家になって、漫画家として成功する。
そんな分かりやすいサクセスストーリーではありますが、
漫画家になるまでの過程、そして漫画家として成功するまで過程が大事なわけで
その過程を2時間で表現出来るわけないし、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』じゃないけど、何部作か分けないと厳しいのでは…。
昨日、『アオイホノオ』の実写化のニュースに疑問を持ったけど、
『バクマン。』に比べれば、ずっと恵まれた条件だよなぁ…。
伊集院光さんのラジオを聞いていると、
トークに言葉の微妙な意味の違いを含めることが非常にうまいです。
それが、ネガティブだったり、理不尽だったりする話題でも笑いに変えてしまうわけで、
20年間深夜ラジオのパーソナリティを務めてきたのは伊達ではありません。
三遊亭楽太郎(現:三遊亭圓楽)の弟子の落語家上がりだったり、
高校時代にスーパーのバイトで社員並みの給料をもらうぐらい弁が立つ。
年末のアメ横で口八丁手八丁っぷりがすごくて隣の店からヘッドハンティングが来た。
など、技術面だけでなく、天賦の才能もあるみたいですが…
ただ、言葉の微妙な意味の違い、つまりニュアンスが多く含まれているせいか、
書き起こしには絶対不向き、書き起こしでは本人の言っている意味が通じない。
なので、ラジオのトークの書き起こしをしているサイトに書き起こされて、
誤訳される度に危惧はしていたのですが…。
(ただし毒があるので、ニュアンスを理解した上で怒っている人もいると思う)
今回の件はさすがに拡散され過ぎて、更に誤訳されている感があります。
元々、文語と口語という語があります。
文語をそのまま口語で読んでも、長く冗長とした言葉になってしまう場合があるし、
口語をそのまま書き写しても、言葉の微妙な意味の違いが通じない場合もあります。
特に口語→文語の場合は注意です
同じ言葉を文字に起こすにしても、
・ゴメス最高や!福留なんかいらなかったんや!
だけを文語のみで書いた場合には、
・ゴメス最高や!福留なんかいらなかったんや!(歓喜)
・ゴメス最高や!福留なんかいらなかったんや!(憤怒)
・ゴメス最高や!福留なんかいらなかったんや!(棒)
・ゴメス最高や!福留なんかいらなかったんや!(震え声)
ぐらいの口語の可能性が残ってしまいます。
口語→文語で悩む身近な例として、議事録を書いていると、
稀に口語のまま書き写して意味が通じず、悩むことがあります
その際は、意訳して書いたり補足したりします。
でも、あいつらそのまま書き写しているだけだし
いや、それはそれで間違っていないんです。
むしろ、【意訳】と称して本人の意図していないものを伝える輩のことを考えれば、
潔いとも言えます。
でも、そのまま書き写して、読んだ人に誤訳させちゃあ意味ないよね
だから、そのまま書き写して終わりではなく、
補足なり言葉の微妙な意味の違い、つまりニュアンスもしっかり伝えるべき。
なのに、書き写しているサイトは責任放棄してそのまま。
はっきり申せば、書き写したとしても自分の書いた文章です。
書き写しでも誤解を与えてしまったことについての責任を取るべきです
(むかし、とある議事録で誤解を与える文章を書いてしまったことを反省しつつ)
過去にツイッターで、とあるツイートについて抗議のツイートをしたところ、
パクリツイートだったらしく、「元のツイートの人に言ってください」
と返信されたことがあります。
いや、自分の発言(ツイート)には責任持とうよ…
(脊髄反射でツイートしている自分を振り返りつつ)
特に顕著な例として、悪質な2ちゃんコピペブログなどにありがちですが、
賞賛や利益(アフィリエイト)は欲しいくせに責任は放棄
何か問題が起きると、コピペ元のスレが悪い、板が悪い、掲示板が悪いと責任転嫁。
この件で思うことは、
・口語と文語の違いを理解して、言葉の意味を伝える難しさ
・ソース元の真偽を選択する難しさ
・どんなものであれ、自身の書いたものについて責任を持つ難しさ
を考えさせられます。
そして、この件を図式で表すと、
伊集院光←書き起こしサイト←2ちゃんねる←コピペブログ←ツイッターとマスコミ
(矢印の方向に向かってソース元、そして責任を押し付け)
まさにダメ数珠つなぎですな!
SCSIも数珠つなぎ(デイジーチェーン)の規格だったなぁ…。
表現の自由は認められていますが、自由には責任を伴いますし、
責任を放棄した自由など、軽く扱われてしかるべしなわけで
今回の件で自身を顧みて胃が痛いのと同時に、
本当に下らなくてヘドが出るよね
とはいえ、自分もこの数珠つなぎの一部分であり、
・口語と文語の違いに気をつける
・ソース元の真偽を気をつける
・自身の書いたものについて責任を持つ
このことについて自戒を込める次第です。
忘れたら(忘れなくても?)、きっと明日は我が身ですから…